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気になるTV番組 [掃き溜め]

最近、あるTV番組にハマっています。





それは、Eテレ(以前の教育テレビ)で木曜の夜にやっている「グラン・ジュテ ~私が跳んだ日~ 」という、各界で活躍する女性たちが自らの転機となったできごとを語る、というもの。

昼の再放送にたまたま遭遇し、そのまま惹かれるように見た後、本放映の予約をしました。

仕事を持ち、子育てに対する世間や自分の中での価値観とのギャップに苦しんでいたという彼女たちの心の告白は、仕事はしてなくてもそのままわたしたちにも当てはまり、身につまされる思いから何度も涙しました。
(※全ての回が子育てに関連してるわけではないようです。バックナンバー参照ください)



…えっと、軽い番組紹介のはずが、この先グチやら何やら重くなってしまいました。
それでも平気な方だけ、続きをどうぞ。



子どもにとって完璧な母でありたいという願望や行動と同時に、なぜ日本では子育てがこれほどまでに母に押し付けられ、女の仕事とされているのか、納得できない面もあります。

実際、その相反する自己の葛藤で苦しんできた3年間でした。

育メンっているじゃん、とか、私の旦那を知る人なら「あなたの旦那さんは立派に家事や育児を手伝っている」と怒りそうなものですが、日本の父親は育児の主体者じゃないんです。本人も、周りも、世間の目も、心のどこかでは「育児は母がするもの」という概念がまだまだ根強いんです。

 旦那はこの前、積極的に手伝いつつも以前はそう(育児は母の仕事)思っていたと言いました。
 ズーっと何年も抱いていた違和感はこれだったんだ、とそのとき気付きました。
 モヤモヤしていた違和感の元が分かって晴れやかになったのと同時に、一番の理解者でいてほしいという希望が打ち砕かれたことも明るみに出てショックでした。

そんなことないよ、という言葉の裏に潜むその既成概念と、それを薄々感じ取りつつみんなが協力してくれるという環境を持つ私は幸せなんだから感謝してより頑張らなくちゃと思わなければいけないというプレッシャーで、徐々に追い込まれていたのが1年前。
今考えると、あの頃は本当に毎日が辛かった。


そう、「今考えると」と言えるくらい、現在は少しずつ自分の本来の気持ちと向き合ったり整理したりしながら、前を向けるようになりました。

TVを見れるようになったのもつい最近。
ダラダラと流し見をすることはできても、何かを集中して見ることができませんでした。
だから気になる番組があってもなかなか録画する気になれず。
録っただけで、見ることができなくて、溜まっていくから負い目に感じて。


そして出会った冒頭の番組。
これが「あぁ、テレビを見れるようになったな!」と気付いたきっかけでもあり。
そして、ステキに輝いている女性でも、私と同じように育児と自分との折り合いで悩んだりする姿を知って。
そして、その悩みから見事に‘跳躍(グラン・ジュテ)’した彼女たちを見て、「もしかして、わたしにもこれから跳べる日が来るのかもしれない」と素直に思えました。

頑張りたい。
自分ならきっと前みたいに頑張れる。


女性には結婚・妊娠・出産・家族の変化(子どもやパートナーの事情や関係性、介護)など転機がいくつもあるけれど、そこから生まれた苦難でもそれを乗り越え、さらなる跳躍ができる可能性を持っている。

ちょっとだけ希望をもらえる番組なんです。


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はづき

確かに。世間の大半の人は未だに育児は母親の仕事で、全ては母親の責任と思っていると思います。例えば、めちゃくちゃ乱暴な男の子がいたとします。お友達に乱暴なことばかりする子だとして、それを見ている周りの大人は「一体母親はどういう教育をしているのか。」と思っても「父親は何をやっているんだ!!」と思う人はほとんどいないでしょう。

育メンという言葉自体が変で、育レディという対の言葉がないのが不思議です。女性が育児をやっても褒められないのは何故??

いろいろと不可思議なことだらけです。


テレビで輝いている女性を見て、前向きな気持ちになれるニケさんって素敵ですね。o(*^ー^*)o私はまだそういう気持ちには慣れなくて、輝いている人や幸せそうな人をまともみ見てられません。まともに見ちゃうと、ねたみの気持ちしか沸き上がってこないので…。まだまだ修行が足りないですね、私。(m´・ω・`)m
by はづき (2012-03-03 14:10) 

ニケ

はづきさん>そうなんです、育児は母親、という思想はものすごーく奥深くまで日本人に浸透していて、ちょっとやそっとでは変わりそうにありません(涙)。
そして、そういう感覚は母親である私たちにも必ずあるんですよね...
だからか、「育児ノイローゼ」など追い詰められるのは圧倒的に女性。

世界の別の地域で、父親が当たり前に育児をしている姿が羨ましく思うのですw

テレビで触発される...素敵と言ってもらえて面映いですが(笑)、はづきさんにそう言ってもらえて、前向きに捉えられるようになっている自分に気付かされました。
でも、ここまでくるのに1年はかかってます;;
ただ、まだ行動に移すバイタリティは戻っていません(苦笑)

はづきさんも焦らず、どうかマイペースで。
暁は誰にでもいつか必ず訪れますよ^-^
by ニケ (2012-03-04 00:49) 

ニケ

fantaさん>ご訪問&nice! ありがとうございます♪
by ニケ (2012-03-04 00:50) 

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